急性の激しい痛みには“休む勇気も” あなたの体は、あなたしか守れませんから

健康番組などで取り上げられて、男性1位、女性2位と皆様がお困りの症状ですね。

当院でも腰痛でご来院される方は多いです。

痛みの場所も上のほう、下のほう、左右両方の場合、片方だけの場合、真ん中だけの場合、範囲も腰~尻の上までと広い場合もあります。

デスクワークなどで座り続けていると痛くなってくる方も多く、『座っていると楽なはずでは?』と思われがちですが、同じ姿勢が続くと同じ筋肉が酷使されます。これは立ち続けでも同じことが言えます。

座っていて、そこから立ち上がる時に痛みを感じる方も多いです。ずっと同じ姿勢から態勢を変える時には、周りの筋肉が伸び縮みして動きを取るのですが、その時に凝り固まっているとスムーズに伸び縮みできずにムリがかかってしまいます。

急性の腰痛(ぎっくり腰)は、重い物を持って痛める、というイメージが強いようですが、その辺の小物を取ろうとしただけで急に激痛が走り、動けなくなってしまう、なんてことも多く、できる動きが限られることが多いです。

確かに重い物を持つ時には腰に負担が掛かりやすくなります。

重い物を持たなくても、普段の疲れが溜まってこり固まっている時などには急性の痛みが出やすくなります。ご注意ください

普段から気を付けていただきたいことは、

1体から物までの距離を近くする。遠く離れれば離れる程、腰に掛かる負担は大きくなります。

2、膝を曲げて、膝で持ち上げるようにする。

特に急性の腰痛(ぎっくり腰)の時には、座るのもキツイですが、座りから立ち上がり、背筋を伸ばすことが痛みを伴う場合が非常に多く、少し前かがみでこわごわと歩くようになってしまいます。

急性の激しい痛みには“安静”が重要です。炎症が起きていることも多く、冷やして炎症を抑えることも有効です。

但しこの時に、もしも冷やすことで痛みが増すようでしたら、すぐに止めてください。

『痛くなった時に、すぐに診てもらったほうが良いのか?それとも痛くなくなるまで待ってから診てもらったほうが良いのか?』と時々聞かれますが、早い段階で治療(施術)を始めたほうが良いと思います。

治療院(施術院)へ行くのが困難なほどの激痛の場合には、やはり安静にしていただき、痛みが弱まる、または気持ちが少し治まってからがよろしいかと。と言うのも、急な痛みが出た時には精神的にもピリピリして過敏になっていることが多いですから。体と心を少し落ち着かせて休ませてからがよろしいかと思います。

当院でも、もちろん対応いたします。

状態によっては、できることが限られてしまう場合もありますが、遠回りするように感じられてもできる範囲での施術が改善の近道になります。良くなればできる範囲が増えますし、それに合わせて施術内容も変えていきます。

あくまでも“体に無理なく早い改善”を目指していきます。

“腰が痛いのだから腰をほぐせば良くなるのでは?”と思われがちで、皆様のおっしゃることは分かりますが、腰だけではなく一緒に動く広い範囲、尻~足、股関節周りが大変重要です。

私事ですが、初めてギックリ腰になった時に、もも裏を押されて固まりがあるのを感じました。それをほぐしてもらい、その固まりがなくなった(押されても固まりを感じなくなった)ら腰がグ~ンと楽になりました。

良くなってからは、ご本人様のできる範囲の適度な運動やストレッチなどの柔軟性を高めるものも重要になります。

そして、定期的なメンテナンスとしての整体をお勧めします。

ご自身のできることと、人の手を加えることの相乗効果で痛みや不安のない良い状態の維持を目指していただきたいです。

寒い時期になり、雪が降ったあとに気を付けていただきたいのが、雪かきで頑張っての腰痛です。

体は冷えると縮み込みますので、たかが雪かき、などとあなどらずに、運動前と同じように軽く体を動かして温めてからスタートしていただくとよろしいかと思います。雪が積もるとウキウキして(^^♪、ついついやり過ぎてしまい・・・なんてことのないようにご注意くださいね。

皆様のおっしゃることは分かります。だからこそご一緒にがんばっていきたいと思っております。宜しくお願い致します。(^^♪

 

整体療術 健友館“笑顔”